2011年8月24日水曜日

チップコンベア修理

チップコンベアの修理を今日から始めました。


これはコンベア架台を横にしている状態ですが、この中に鉄のコンベアが通っていきます。


架台の両脇にFB(平鋼)と板を曲げ加工したものが溶接していて、これがガイドレールの役目をし

ているのですが、使用年数が長いためか磨耗してガイドになっている部分が切れかけてたり、薄く

なっていたりしてるので、取り外して新しい材料を溶接します。この加工は溶接よりも既存の部品の

取り外しの方が時間がかかります。


グラインダーやガスを使い切断して取り外していきますが、溝の中の狭い場所に部品を溶接してい

るので結構作業し辛いです。写真はFBをガスで切断したところですが、切りすぎると下地も傷めて

しまうので、下地のぎりぎりの所で切断をやめます。空手で言えば寸止めみたいなものです。そして

溶接部分をガスで飛ばし後は力で取り外します。手前のFBが外れれば、奥はグラインダーの刃が

入るので、わりと容易に取り外せます。しかし一番この取り外しの難点は、溝などの隙間のいたる

所に入っている油まみれの鉄の切粉です。ガスを使うとその切粉が燃えて油が弾くし、長時間作業

すると焼けた油の臭いで胸焼けというか気持ちが悪くなります。ほんとにたまりません。


取り外した部品です。ちりとり一杯になっているのが隙間に詰まっていた切粉です。


既存の部品を全部取り外しきれいに掃除をしました。これからあと少し加工して部品を溶接していく

のですが、支給材できた部品に一部抜けている物がありましたので、材料がくるまでこの加工は一

事中断となりました。来月からの加工予定も少し入ってきているので、明日からはその段取りです。

しかしまだ胸焼けがしています。

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