2011年9月30日金曜日

土木屋さんからの仕事

立て続けに土木屋さんから依頼された仕事をしました。
これは先日修理した運搬車のアルミブリッジです。


かなり大きいものなのでクレーンで吊って取り外します。このブリッジの横と裏側に亀裂が入ってます。そこをアルミ用の半自動溶接機で修理します。



 
裏側です。アルミの半自動溶接はTIG溶接と違いスパッタや溶接焼けが出ます。製品の場合は焼け取りをしますが、これは、このままで仕上がりです。溶接よりブリッジの取り外しと、修理後の取付のほうが時間がかかりました。

今日の仕事はダンプの荷台の鉄板張りです。張る前の荷台


フラットな場所が少しもないくらいボコボコです。下地のフレームが浮きで出ます。っていうかフレーム以外の鉄板が沈んでいます。


見違えるようにきれいになりました!約2m×5m厚み4.5mmの鋼板です。しかしまた使い続けていけば同じようになります。土木屋さんのダンプの宿命です。

今月も今日で終わり。かなりゆっくりした(仕事の少ない)1ヶ月でした。まあ一年の内にはこんな月もあるさって感じで、のんびりして今月は終わりました。

明日から10月。いくつかの仕事は決まってます。涼しく動きやすくなった分バリバリと頑張ります!

最近パソコンが調子悪くてメンテナンスに出してましたが、思い切って(思い切らなくてもいいが)ウィンドウズ7にバージョンアップしました。が、慣れてないので使いにくいです。しかし早い!パソコンにはなかなか慣れません。


2011年9月26日月曜日

錆びで腐食した鉄

最近同じような仕事の補修依頼と見積り依頼が3つありました。錆で腐食した鋼構造物の補修で

す。先ずは写真を


アパートの外階段のタラップ部分です。何箇所も腐食で穴が開いてます。


これは花苗や野菜苗を作っているハウスの鉄骨柱の根元です。ライトH鋼の柱ですがベースの上

に溶接している片側のフランジだけが残った状態です。


これは先ほど現場に行って依頼された物です。門扉ですがフレームの中に入っている角パイプが

腐食して何箇所もボロボロになってます。

ここまで腐食が進んでいる物は本当に危険ですから、同じようになったものがある場合早く修理す

るか取り替えるかして下さい。


食欲の秋が来た!まあ年間通じて食欲はありますが...。先日食べた美味しい物!


鰤大根。かなり美味しかったです。この2つの食材を一緒に煮たら美味しくなることを発明した人に

感謝してしまいます。こんなおつまみはお酒いけ過ぎてしまいます。


イカ刺し。これもグッド!お酒の途中でしたが、ご飯と刻み海苔をもらってイカ丼にして食べました。

ダイエットをせんといかんと思ってますが、食べることが大好きな私にはちょっと無理かな?

2011年9月24日土曜日

再加工

なかなか上手くいかない加工もあったりします。7月に加工した機械に取り付ける部品ですが、機

械の振動が私の想像以上にすごく、部品の取り付け部分があまり良くなかったみたいです。それで

再加工をしました。


焼肉の鉄板みたいですが違います。こんな感じで取り付きます。


この機械は地面をならす機械(名前は分かりません)ですが、広い範囲で作業出来るようにと広め

の鉄板加工品取り付けました。この取付方法が悪かったのです。


しかし今回は写真のように斜めの部分を利用して取り付けを造りました。これで上手くいくはずです

が...。再々加工にならないことを願うばかりです。


警察関係の小説にはまってます。この前読んだ


佐々木 譲の書いた【笑う警官】・【警察庁から来た男】・【警官の紋章】に続く道警シリーズ第4作

【巡査の休日】!面白かった~。北海道警察の上層部による裏金問題などのスキャンダルが絡ま

った事件を、ノンキャリアの警察官がいろんな形で解決していく物語です。ぜひ読んでみたい方は

1作目から読んでいったほうが数倍面白いと思います。先日北海道に行ったとき、狸小路のお店で

飲みましたが、この狸小路という地名というか飲み屋がある場所を知ったのは、このシリーズに出

てくる主な登場人物の捜査官が行くJAZZ BAR【ブラック バード】が狸小路にあるからです。小説

の中で出てくるようなシブイ雰囲気のお店が何軒もありました。

早く第5作目が読みたい!

2011年9月22日木曜日

加工日和

いい季節になりました。朝はこの時期初めての長袖をきて出勤。日中も丁度いい気温で溶接も苦

になりません。あの夏の地獄の日々はいずこへ~。まーそんな感じで今日もバチバチと頑張りまし

た。


近くにある工作機械部品メーカーさまから発注された物です。図面を見たときはなんか譜面台みた

いだと思いましたが、図面を貼り付けるボードだそうです。なるほど。納品に伺ったら弟の友人でし

た。田舎は知り合いばっかりのコッテコテの人間関係ですが、それも地元で商売してる私にはプラ

スになってます。

こっちは小中高校が一緒だった、現在小郡市にある工務店さんからと、地元の先輩がやっている

工務店さんからの製作依頼品です。


両方の工務店さんから頼まれた支柱です。なんか地元つながりばっかりで仕事をやってますが、い

つも声をかけて頂いてるのでありがたい事です。


何かに使いたくて以前買ったもの


馬蹄をとめる為の釘(?)です。スイス製のもので頭の部分にはスイスの国旗が刻印されてます。

すでに買って4年ほど経ちますが使ったのは1本だけ、コルクボードに写真をこれでとめてますが

長すぎです。

なんかこんな使われない物が沢山あります。

そういえばブログのページビューが6000を超えました!みなさんありがとうございます!

2011年9月20日火曜日

福島のお酒

8月のことですが、私の嫁さんの実家に、以前旅行で知り合いになった方が、福島から家族で遊び

きていました。嫁さんの方の家族と一緒に阿蘇の大観峰や熊本城などを楽しく観光したみたいで

す。その方から日本酒をお土産でいただいたんですが、嫁さんの家族は1人もお酒を呑みませ

ん。それで自動的に私にそのお酒が回ってきました。


【一生青春】という酒です。ちょっと恥ずかしいネーミングですが、かなり美味しいお酒でした。東北

の酒によくあるやわらかい甘みの酒ですが、しっかりとした口当たりです。意外と焼き鳥なんかにも

合うようなお酒でした。多分ですがこの銘柄を選んだのは嫁の両親に、いつまでも若々しくいて下さ

いって感じのメッセージだったと思います。素敵な心遣いだなとこのお酒を見たときに感じました。

東日本大震災から半年経が経ち、まだまだ復興には時間がかかるようですが、少しでも早く東北

の美味しい酒やいろんな物が、なにもなく私たちの生活の中に入ってきてほしいと思います。

2011年9月19日月曜日

祭日の仕事

今日は先月初めてお仕事をいただいた、町内にある木材加工をされている事業所さまからの依頼

で、工場内の焼却炉(でかい物です)に付いている扉の取り付け部分を修理しました。祭日で工場

が休みなので、今日中の修理ということなので朝一で現場に、重さ100キロほどある扉の取り付け

プレートが曲がっています。クレーンで扉を吊って取り外し、ガスでプレートの曲がりを直して、新し

い鉄の軸を入れて修理を終わらせました。半日ほどかかるかなと思ったら、2時間ほどで修理完

了です。

その後はステンレスの手摺製作です。こんなふうに仕上げていきます。


先ずは溶接です。手摺部分に柱となるパイプを付き合わせてTIGで溶接します。溶接後はこの様

に溶接部とその周りが焼けます。これをバフであらかた磨き、焼けが取れたらヘアラインの加工を

します。


ヘアラインはパイプの長手方向に加工されています。手摺部を仕上げる時は柱部にテープを張

り傷が付かないようにします。柱部を仕上げる時は逆です。あとはせっせと他の場所のラインに合

わせて傷を入れていきます。


するとこの様に仕上がります。


全部の溶接部を仕上げて完成です。

祭日だからでしょうか、なんかのんびりして仕事をしてしまいました。

2011年9月17日土曜日

アルミ溶接・ステンレス溶接

昨日搬入されたアルミ三脚の溶接修理品です。園芸資材店さまからの依頼ですが、お客様は山口

県柳井市の造園業者さまです。当社のアルミ三脚を長年使っていただいてます。


計6本の修理です。この造園業者さまは年に1・2回ほどまとめて修理に出されます。アルミ溶接の

修理だらけですが、愛用して使っていただいてるみたいです。ありがとうございます。

そして今日から製作に入ったステンレスの手摺りです。


まずはベンダー曲げをしたパイプの端を加工します。片方は浅キャップを溶接して、溶接焼けを取

りヘアラインの表面加工をします。写真は仕上がった状態です。反対側はパイプが下向きになって

るためキャップでふさぎません。しかしパイプの端は切断によるバリが出てるため、素手で触っても

ケガの無いよう仕上げます。パイプの外側はグラインダーで仕上げますが、パイプの内側のバリを

取るときはこんな道具を使います。


名称は忘れましたが、先端の曲がっている所が金属を削るカッターです。


パイプの内側をこのカッターでクルッと回せば簡単に切断バリが取れます。便利な道具ですが、知

り合いの金属加工屋さんに教えていただき2年ほど前にはじめて知りました。


手摺の柱のザグリ加工までして、ステンレス溶接組立は来週の仕事となります。

今日はこれから昨日に引き続き、製材所での機械溶接修理です。さて行くとしますか。

2011年9月16日金曜日

ホームページを更新しました!

1月にホームページを開設してはじめての更新です。いろいろと加工・製作事例の写真を増やしま

した。いろんなお客様から依頼された写真です。お客様の生活や仕事の中でお役に立てる何が、

当社のホームページで見つけていただけるようますます精進していきます!yo-setuman(溶接

マン).comをこれからも宜しくお願いします。

今日は今から現場溶接です。

さて頑張って行くとします。

2011年9月15日木曜日

北海道を食いつくせ!お土産偏

今日は1日現場での寸法取り、現場打ち合わせ、ちょっと前に設置したハンガードアの調整(なか

なか難儀しました)など、製作・加工等の仕事はなしなので仕事の写真はゼロ。と言うことで今日届

いた北海道からのお土産偏です。


ビンうにと焼きイカ。

このビンうには利尻島産の物。4年前行った時買って食べたらむちゃくちゃ美味しかったので、今

回行った時は必ず買ってきたかった物です。しかしビンうにのビンはなぜあんなに厚いのでしょう

か。それと焼きイカは、このうにを買ったお店で試食してたまらず買ってしまいました。どちらも酒の

おつまみにバッチシ合います。お酒がいけるばっかりです。

2011年9月14日水曜日

アルミ溶接・加工

今日はアルミ溶接・加工の仕事をメインにやってもらっている職人さんがお休みだったため、久し

ぶりに私がアルミ製品の製作とアルミ溶接の修理をしました。


製作したのはアルミフミ台という果樹園で使う道具です。剪定や収穫する時、これにに上がって作

業をします。他社ではアルミステップとか足継ぎなどと名前がついてるようです。年間50~60台ほ

ど注文の入る商品です。

アルミ溶接の修理品は秋月(福岡県)にあるドックスクールさまからの依頼の、アルミ製アジリティ

ー道具です。


スラロームのポールを差し込むアルミパイプが折れていました。


これはハードルのウイング取り付け部分です。これも溶接が外れていたのを溶接で修理しました。

アジリティー道具が分からない方のために


障害物競走のようなドッグスポーツで使う道具です。犬が跳んでるのがハードルで左奥の3本立っ

ているもの(実際にはまだ多い)のがスラローム(ウィーピングポール)です。犬と一緒に走らなきゃ

ならないかなりハードな競技ですよ。このアジリティー道具は当社でも製作していますが、このジャ

ンルの商品に関しては営業・販売活動はしてなく、まだまだ口コミで注文を頂いている状態です。

伸ばせる分野だと思うので、これはこれからの課題です。



最近朝が早くなりました。だいたい朝の6時半には会社に来ています。もうその時間は秋を感じさ

せる気持ちいい空気が充満してます。


早起きすると、ほんと気持ちいいですよ。しかし日中はなんか暑くなりましたね。

2011年9月13日火曜日

看板フレーム製作設置

町内のやきとり屋さんに、看板フレームの設置と看板の取り付けをしてきました。


取り付けた看板です。ここは焼き鳥屋さんですが、ラーメンもするという事での看板設置です。

お店のルーフデッキの上に設置しました。



この看板高さが1200×長さ4000ほどあります。1mおきにフレームを取り付けました。このフレ

ームは台風などの強風の時は、ボルトを外し倒せるようにしています。たしかにこれだけの看板の

大きさだったら危ないかもしれませんね。

ここの焼きと屋さんは同じ町内なのになかなか行く機会がなかったのですが、この仕事をきっかけ

に飲みに行ってみようと思います。

9月に入って仕事が少しゆっくりぎみになってましたが、なんとか見積りが取れたり、アルミ溶接の

依頼や工場設備の補修工事、鉄骨加工の仕事などいっきに工程が詰まってきました。今年もあと

3ヶ月半くらいになりました、年内の仕事の半分くらいは確保できたので、頑張って仕事をやってい

きます。

2011年9月12日月曜日

北海道を食いつくせ!

8日から10日まで北海道へ地元の事業所の会で旅行へ行ってきました。この旅行は一応ゴルフ

の会として行きましたが、私の思惑は別のところに、とにかく美味しい物が食べたい(なるべく安

く)、それも出来る限りいっぱいということで会の食事会(宴会?)が終わった後はいそいそと1人で

サッポロの街へ繰り出しました。

サッポロの街と言えば「ススキノ」ですが、そこはスルーして狸小路(アーケード街です)へ、狸小路

も6丁目7丁目辺りになるとススキノの喧騒とは違う雰囲気の街になります。居酒屋やバーもそれ

なりには繁盛してるところもありますが静かな雰囲気のお店もちらほら、1人で飲むにはうってつけ

のお店がありました。その一軒のワインバーです。


お客さんがいっぱいで外のテーブルで飲んでましたがその内私が最後の客に、マスターと外のテ

ーブルでいろいろとここらの情報を教えていただき、翌日行ったおすし屋さんは大当たりに美味し

い、しかもリーズナブルなお店でした。このお店も低価格でワインをグラスで4杯と小皿料理2品で

三千円ほどと、【札幌バル】初日からいいお店で楽しめました。

その後サッポロラーメンを食べましたが、これは加もなく不可もなく、ただ福岡のラーメンを食べな

れている私には、いささか〆のラーメンには量が多く最後はちょっと罰ゲームに近いほどでした。

話は前後しますが、宴会での料理1日目はカニ料理


2日目はジンギスカン


ちなみにジンギスカンは羊の肉でモンゴル料理のイメージ(名前から)がありますが、モンゴルでは

基本的に煮て食べるそうで、これは完璧に日本の料理みたいです。まあこの2つは北海道の定番

と言うことで。


ぶらぶら歩いていて気になったもの。コンクリート製の下水フタ。鉄だと雪が降った時滑りやすいか

らやろーか。なんかかっこよく見えました。


消火栓。これもノスタルジックな感じでシブイ!

1人で歩いてるといろんな物を発見します。たいした物じゃないけど1人ブラブラの面白いとこです。

最終日に行った市場。


北海道の食材がそろっています。観光客もいますが、ここは地元の飲食店などの方が多いところ

だそうです。実際観光客向けの市場より安い!

この市場内にあるおすし屋さんです。


8時頃なので朝飯です。ネタは市場内でやってるだけあってすごく美味しい!。ちょっと食べすぎ感

はあるものの、最後まで美味しい物を頂きました。十分リフレッシュしたので今日からまたジャンジ

ャン働きます。

2011年9月7日水曜日

重機バケットの溶接修理

お客様に土木工事をされている事業所が何社かあります。土木と言えば重機ですが(?)そのバ

ケットが、よくもまあこんなにと思うほど壊れてしまっている物の修理をしました。


バケットの亀裂の部分はガスでえぐり開先をつくって溶接します。ほぼ半日の修理と溶接の作業で

した。

明日からは北海道に行きます。地元の事業所でつくっているゴルフの会での旅行です。2日ゴルフ

をしますが私の楽しみは別です。食べること!もう何日も前から、あれが食べたいこれが食べた

いと心は千々に乱れています。ジンギスカン・サッポロラーメン・ジャガイモ(美味しい!)・ほっき

貝・シシャモ(本物の)・うに丼・お鮨、頭の中がパンクしそうになっしまします。欣喜雀躍で北海道に

乗り込みます!

2011年9月6日火曜日

スティールハンガードアの設置

先月設置したスティールハンガードアの最終調整が終わりました。


少し擦ってる部分もありましたがどうかこうか仕上げました。


ハンガードアの仕上がりはドアとドアのクリアーを4mmで設計していましたが、フレームの溶接の

ヒズミや、吊戸取り付けのボルト穴のクリアー、フレームを巻く板金の少しの膨らみなどでなかなか

きれいには収まりません。それかといってクリアーをとり過ぎるとドアの隙間が空きすぎたりもしま

す。最後の調整はミリの単位で調整していくのでなかなか大変な仕事です。

今日は5時から製材所の現場仕事に行きます。40本ほど材木をスライドさせるステイの曲がり直

し作業ですが、何時におわるやろか。そこの次男坊は親友なので作業終了後の打ち上げ込みで

ありますが、そっちも何時に終わるやろか。

2011年9月5日月曜日

ぽっかり空いた日

今日は1日ぽっかり空いてしまいました。午前中ハンガードアの調整をするはずでしたが、板金工

事の絡みで明日に変更。違う仕事で看板のフレーム製作も、図面を起こして製作準備に入ろうとし

ましたが材料が微妙に足りず。機械修理も支給材の材料間違いで製作ストップ。なにかスムーズ

に進まない一日でした。

まあこんな日もあるやろうとの事で、そろそろ更新したいホームページの資料つくりなどをボチボチ

始めました。1月にホームページ開設してから後の、仕事の写真整理などを整理してましたが、い

ろんな物を造ったり溶接したりしたなと思いました。改めてお客様に感謝です。






2011年9月3日土曜日

TIG溶接

当社でする溶接仕事の半分はTIG溶接での仕事です。このTIG溶接とはタングステン・インナート・

ガスの略で、不活性ガスの中でタングステン(電極棒)電極と母材の間にアーク(放電)を発生さ

せ、このアーク熱を利用し母材と溶加材(溶接棒)を溶融させて溶接する方法です。また溶接棒を

使用せず、母材どうしを溶融させて溶接をしたりもできます。この溶接方法は技術を修得すれば、

広い用途で高品質の溶接作業ができます。また母材である金属も鉄・ステンレス・アルミ・チタン・

銅(チタンと銅は私にはまだこれからの課題です)などを溶接できる優れた溶接方法です。




これがTIG溶接のトーチです。ピンク色のノズルから出ている物がタングステン電極棒で、ここから

溶接電流が流れます。(鉄・ステンは直流、アルミは交流)そのとき不活性ガスも同時にノズルから

噴射しますが、これは溶接部を大気より保護するためのガスです。(ガスは主にアルゴンガスで、

ヘリウムやアルゴンガスに水素を少し入れた混合ガスなどもあります。)



これがタングステン電極棒です。タングステンとはスウェーデン語で重い石という意味があるそうで

す。この金属は実際に硬く重く、また金属のうちではもっとも融点が高く(3380℃、ちなみに鉄は1

530℃)そのことから電極棒に適しているみたいです。この金属の用途は他に、電球のフィラメン

ト・ダーツのバレル(手で持つ部分)・切削工具・対戦車対艦船用砲弾など、硬い熱に強いなどの特

色を生かした物に使われているそうです。ちなみにこの金属ほレアメタルの部類に入り(ほとんど

中国で産出)結構高価な物です。

今日はこんな感じでTIG溶接についてのうんちくブログでした。



今日溶接したステンレスの引戸です。厚みが1mmのものですが、TIG溶接ではこんな薄物も対応

できます。ほんと便利な溶接です。