今日から別注でいただいた、外部フェンスの製作に入りました。
角鋼の12×12mm(叩いている物)に剣先を溶接したものです。何か大昔の外国で戦争に使って
いた矢みたいです。
面白い材料です。このフェンスに使われている材料は、イタリアからの輸入品だそうです。実際に日
本の鋼材の規格に角鋼の場合、12×12mmはありません(もしかしたら磨きはあるかも)。明日中
にH1000×W2500のフェンスを2枚組み立てます。
磨きという言葉が分からない方のために。鉄を造る工程で、溶けた鉄が固まると不純物が表面に
出てきます。これを黒皮といい、この黒皮をきれいに取ったものを磨きと呼びます。黒皮がないとす
ぐに錆が出てくるので、磨きには油がべっとり付けてあり、軍手や皮手は加工しているとすぐにべた
べたになります(しかも滑りやすい)。しかし磨きは通常の鋼材に比べてサイズがいろいろあり、ま
た寸法も精度の高い物なので、造る物によっては必要な鋼材です。
とうとう日中30℃オーバーの季節に入りました。CMで「日本の夏、キンチョーの夏」ってのがありま
したが、私には「溶接の夏、地獄の夏」です。鉄工業だけじゃないでしょうが、みなさん水分補給をき
ちんとし、熱中症にならないよう心がけましょう。それと、夕方飲む生ビールが美味しくなるよう、3時
の休憩から水分を断つとか、馬鹿なことを考えないように。
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