2011年6月2日木曜日

薄物溶接

今日は近くにある工作機械部品メーカーさまから依頼をされた、機械カバーの修理をしました。


クランプで締め付けている部分の端が、磨耗で磨り減っているので、その部分を切り取り、新しい

鋼板を溶接で取付けます。板厚は2mmで長さ1m分を溶接します。クランプの下には60角ほどの

角パイプを敷き一緒に締めこんでいます。そうすると板と板を付き合わせたとき、段がつかず、また

溶接の熱で歪むのを抑えてくれます。特に薄物溶接は熱が入りやすく歪みやすいので、溶接方法

にもちょっとしたコツがあります。またこのような溶接をする場合、TIG溶接のパルス機能を使うこと

によって、母材への熱の入りを極力抑えられます。TIGパルス溶接とは、電流の変化でアークの強

弱をつくり(ちょっと違うけど溶かす冷やすを繰り返す)、溶接電流の平均値を下げつつも、強い溶

け込みを作ってくれます。


仕上がりの写真ですが、分かりにくいけどあまり歪みもなく仕上がりました。このような仕事は、溶

接機の設定などをいろいろ試しながら作業をしていくので、機械を使いこなしていくいい勉強にもな

ります。今の溶接機はコンピューターと一緒で、細かい設定が幅広くでき、使いこなせば高品質の

溶接加工ができます。どんどんこんな仕事をしながら腕をあげていきたいものです。


焼酎とさつま揚げを、お土産で頂きました。



どこの言わなくても。鹿児島!って組み合わせのお土産です。しかし焼酎はそば、へっ?イモじゃな

いの?って思いましたが、飲んでみると軽い甘みのすっきりした焼酎でした。さつま揚げも軽く炙っ

て生姜じょうゆで食べました。さつま揚げの甘みと生姜じょうゆがベストマッチで、焼酎がぐいぐい入

っていきます。まーまた飲みネタでした。

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