ものの値段

何日か前のニュースコラムで、「手に職を持っても収入につながらない」との記事があった。


確かに最近はどんどん物の価値・値段などがおかしくなっていると思う。価格競争が激しいのは分

かるが、単価割れしても仕事を受注したり、大幅な値引き交渉などがあったりと。


特に大きな会社などの下請け企業は、末端になるにしたがい、最悪な単価で仕事をしているところ

もある。


前に建設会社の社員の方と話したとき、型枠大工さんの日当を、７，０００円ほどしか払っていない

と言っていた。「あんなハードで危険な仕事をして、一日それぐらいしか貰えないなんておかしすぎ

る。」とその時は反論しました（お客さんではないからだが）。


私は取引業者の鋼材店や資材店などに、値引き交渉はほぼしません。まあ、仕入れのロットが小さ

いからということもありますが。しかしそんな付き合い方をしていると、業者さんから逆に仕事を頂い

たり、紹介していただいたり、また有益な情報をもらったりと、ホントいい関係ができてます。


自分が習得した技術、特にＴＩＧ溶接での仕事や、自分のアイデアでの仕事などは、あまり安く受注

しないようにしています。その代わり絶対手を抜かない！手を抜いて、これを安さの代償にした時点

で、技術屋の看板に自分で泥をぬった事だと思っています。


なんかそのコラムを読んで、いろいろと考えさせられました。


アルミ三脚を発送しました。行き先は島根。

年に１～２回発注を頂いているお客さんです。しかしこのアルミ三脚も、ホームセンターなんかでは

当社の３分の２くらいの値段。中国からの輸入品だからでしょうが安い。高くても使っていただいて

いるお客様に、本当に感謝です。


それと先日加工した台車の追加加工を頂きました。

まだまだあるそうです。ありがたいことです。


木々が紅葉してます。この辺り浮羽や朝倉の山には柿を生産しているところが多いので、山を見る

と赤く染まっています。


可愛い小さな草の葉っぱ、これも紅葉？