2011年5月6日金曜日

アルミホイール溶接

世間ではまだ連休?が続いているかもしれませんが、当社にとっての連休は終わり、これから盆休

みまでまたまた頑張っていきます。しかしもうしばらくしたら梅雨が始まり、梅雨が明ければ暑い夏

がきます。去年の猛暑のことを思い出すと、溶接を生業としている私は、憂鬱な気分になります。し

かし大工さん・屋根屋さん・土木屋さんなど、外仕事や工場仕事の人はみんな同じですね、暑い夏

にそなえて体力をつけましょう。

今日の朝一に、近所のガソリンスタンドから当社を紹介されたらしく、アルミホイールの溶接依頼が

ありました。


写真のようにホイールの縁に亀裂ができています。レースなどに使っている物らしく、かなりワイドな

物です。専門の業者に修理見積もりをしたところ、結構な金額の見積もり回答だったらしいです。専

門となると、ただアルミ溶接をするだけではなく、バランスをとったり溶接ビードを削るにも、専用の

道具なんかがもしかしたらあるかもしれません。がしかし、見た限りでは、それはど複雑で繊細な加

工ではないと思います。


少し開先を取り溶接後に、タイヤが当たる部分だけグラインダーで仕上げます。


裏側は溶接のだけの仕上げです。アルミ溶接はなれない人がすると、あまり母材に溶け込んでな

く、表面に乗っかっている程度になっていることがあります。アルミは融点が660℃(鉄は154

0℃)と低く解け落ちやすいけど、その近くまで持っていかないと(多分)母材が沸かなく、そのあたり

の設定が難しいのでしょう(実際薄物は解け落ちやすく、厚物は沸きにくい!)。当社はアルミ溶接

を20年以上やっている実績があり、アルミ溶接に関するいろいろな要望に対応していますので、何

かありましたら宜しくお願いします。

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