2013年1月23日水曜日

寿限無

お昼に読んでた本に面白い一説がありました。

『 日本の若いタレントは勉強しないから語彙が貧しく、それでテレビなどはみんなお子様番組みた

いになってしまう 』と。

まあ私もあんまり勉強したほうじゃないんですが...。


しかし、たしかにほとんどのバラエティー番組は面白みもなんにもなく、ただ笑いをとろうと必死にな

っている出演者がほとんどで、なんか勝手に自分達だけで盛り上がってる感じに見えてしまいま

す。ホントつまんないです。


お笑いも単発的なものが多いみたいで、昔のようなじっくり聞ける漫才やなんかはあまり人気がな

いんでしょうか?


正月の間は『 東西お笑い対抗 』なんかで、昔からほぼ同じようなネタをする芸人が出てくるんです

が、そんな人達をみると何故かホッとしてしまいます。


落語もここ何年かで、多くはないけど聞くようになりました。

落語は深いですね~。聞く人にもある程度の知識を求められます。時代背景・その時代の言葉の

言い回しなど。特に古典落語なんかは意味不明の言葉もあり、まだまだ楽しめる境地には至って

いません。


さて、落語に 『 寿限無 』という古典的な噺があります。

知ってる方もいると思いますが、自分の子供にとんでもなくながい名前をつけた笑い話です。


「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ うんらいまつ ふう

らいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじのやぶこうじ ぱいぽ ぱいぽ ぱいぽのしゅー

りんがん しゅーりんがんのぐーりんだい ぐーりんだいのぽんぽこぴーの ぽんぽこなーの ちょ

うきゅうめいのちょうすけ」


う~っ疲れますね。和尚さんから聞いた縁起のいいおめでたい言葉を全部つけてるそうです。


まあ話の内容は聞いて楽しんでいただくとして、この中の『 五劫(ごこう)の擦り切れ 』って言葉があ

り、これが私の中ではすごく面白かったんです。


あるところに十里四方もある大岩があり、そこへ三千年に一度、天女が降りてくるんです。そして着

ている 「 羽衣 」 という薄い着物でその岩をサラリ・・・と擦る。

そうして三千年に一度サラリとやられた岩が、擦り切れて無くなってしまうまでの時間を 「 一劫 」。

それが五つで 「 五劫 」。「 五劫の擦り切れ 」 とは果てしない時間ってことらしいのです。


その『 劫 』 とはどのくらいの時間かというと、この 「 劫 」 は仏教  ・ヒンドゥー教の用語で、極めてな

がい宇宙論的な時間の単位だそうです。そしてその1劫の時間とはなんと43億2000万年!!

それに5をかけたら216億年!!


絶句です。スケールがでか過ぎて時間の観念がまったくわかりませんね~。

まあ落語とはいえ、昔の人はずいぶんスゴイことを考えたものです。いがいと現代の私達の方が、

小さなことに対してコザコザしすぎてるんじゃないでしょうか。


もっと大らかに人生を楽しみたいと感じてしまいました。




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