2014年7月18日金曜日

包丁を溶接

アパート暮らしの時はたまに料理をしてましたが、一年ほど前から嫁さんの実家に住むようになっ

てからはは包丁を持つことがなくなりました。


しかし料理は面白いですよね~。洗い物がなければですが(笑)!

味はたまに当たりがあるくらい。まあ男料理だったらそのくらいで十分でしょう~ ♪







近くにある刃物屋さんからたまに包丁の修理を依頼されます!




柄の中に差し込まれている部分。ここは 【 柄元 】 という名称ですが、ここがポキッと折れていま

す。包丁は焼き入れした鋼(ハガネ)というもので、普通鉄と呼ばれるものよりも硬くなっています。

硬いということは、材質にねばりがないため折れやすいという特徴もあるんです。




溶接はTIGを使用。本当はガス溶接の方が最適なのかもしれませんが、TIGはガス溶接に近い溶

接方法だし溶接部分がちょっとなので。

この溶接時に注意する事は、刃の部分にアースをとらないこと。ガスは電気を使いませんが、TIG

は電気の力での溶接です。

電流が刃の方からくると、そこがスパークして刃が痛みます。

そして刃と柄の通りをきちんと出すこと。

溶接後に歪んでいたら、またアーク熱を利用してヒズミをとり修正します。

これで修理完了です!


銘を打ってるような包丁を、手入れしながらながく大事に使い続けるってことって、なんとなくカッコ

イイかなって思います♪





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