2018年5月13日日曜日

鋳物の溶接

今まで頭の中で 【 何時かは!! 】 と思いつつも、伸ばし伸ばしにしてきた溶接技術習得のモノがあります…

鋳物溶接
一般的に鋳鉄の溶接は難しい!!(>_<、)…と。言われています。
実際にホント難しいんです... (^_^;

普通金属は、熱すると膨張し、冷めると収縮しますが、鋳物母材は熱で伸び縮みがほとんどないため、溶接での収縮による割れを防ぐ必要があります。

方法はいろいろですが、余熱をする・溶接中の加熱を均等にする・連続作業をする・焼きなましをする、など通常の溶接とはかなり違った部分があるんです。

溶接方法も、専用の電棒を使ったアーク溶接やTIGでの溶接がありますが、今回したのは伸ばし伸ばしにしてきた溶接方法

鋳物ガス溶接  です!!




今回溶接修理したモノは、旋盤で長尺物を加工する際に使用する「振れ止め」の部品です。
【ぶりょう】 だったかな??忘れちゃった...(笑)
製品を当てたとかで、部品の一部が割れちゃったみたいです。




新品に換えるとこの部分の部品だけで百何十万かかるとの事で、『溶接修理出来ますか?』って依頼がきました♪

もちろん『出来ます!!』って二つ返事(笑)
しかしするのは父です...…( ̄▽ ̄;
私が今までやったのは過去2回...しかもここ5年ほどは触ってもないし...。
*ちなみに小さな鋳物部品溶接は、ガス溶接ではなくTIGで対応はしてましたがっ(^^)
今回も父に頼りっぱなしでいくかと思いましたが、これでは何時までたっても出来ないまんまと思い、途中から選手交代して溶接しました(笑)




溶融プールに溶接棒を溶け込ませる感覚がなかなか掴めず、溶接部分をガスで焼いてる時の『溶け落ちするんじゃないか?』という恐怖に耐えつつ、失敗したら百何十万の部品がお釈迦になるとビビリ、さらにガスの熱で熱い!熱い!という熱さと戦い、かなり時間もかかっちゃたりして、溶接の見栄えもよろしくはないのですが、なんとかガスでの鋳物溶接修理完成 ♪ ふぅ~=( ̄。 ̄;)

しかし難し過ぎる…(><*)

まだまだ精進しなきゃいけませんね ♪  とは言っても、練習する鋳物材料がないのが辛い(笑)



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