2011年1月25日火曜日
好きな本 1
私は週に1~2冊は必ず本を読む。ジャンルはいろいろで好きな作家も多いが、誰かと問われれ
ば、このおふた方だろう。
椎名誠 と 東海林さだお
たとえば、東野圭吾の本は、ほぼ全部読んだと思う。ほとんどの本が最初の何ページで、心をぐっ
と摑まれて、本から離れられなくなり、いっきに最後まで読んでしまう。謎やトリックの巧みさにほと
ほと感心する。
しかし、ほとんどの本は感動したにもかかわらず、二度とページをめくることはない。謎やトリックは
一度楽しんだら、2回目はもう分かって読んでるので、面白くともなんとも無いのである。
でも中には何回も、そう、10回読んでも面白い本もある。
このおふた方の本だ、ジャンルをあえて言えば、エッセイ・滑稽本とかになる、読んでるとじわじわッ
と、何か知らない力で引き込まれていく。
椎名誠はハッチャメチャで、かなりバカな内容だが、キャンプねた、海ねた、冒険ねたなどかなり面
白く、彼のような人生に憧れを感じてしまう。また本に対する書評が的確で(趣味があっているの
かも)、自分が買う時の参考になる。
東海林さだおは食べ物や食材の話がほんとに面白く、たとえば『おでんに苦言』(もうこの題名だけ
でも面白い!)の項の中で、「カレーライスを注文すると、当然付いてくる福神漬けのように、つゆは
おでんを注文すると、当然ついてくるべきものではないか!」と、つゆを少ししかかけてくれないおで
ん屋のおやじに対して、怒ったりしてる文章を読むと、腹のそこから笑えてしまう。
なかなかこの面白さを、文章で表現出来ないが、ぜひ読んでほしい本の作家である。
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