金床の文字だけでは何だろうと思うでしょうが、今写真を見るとわかる人もいると思います。この道
具の使い方は、焼いた鉄をこの上で叩いたり、曲げたり、伸ばしていったりするための道具です。
当社では鉄のピンなどの曲げ物や、機械部品の曲がり直しをするときに使っています。
サイズは長さ770ミリ幅140ミリ高さ440ミリで、1つの鉄の塊から作られています。この金床は私
の祖父の時代から使われている道具です。昔は鉄工所や加治屋は必ず持っていたもので、これを
使って、巧みに曲げ物を作っていたそうです。知り合いの鍛金職人さんは、今はこんなサイズの物
を購入するのは難しく、鉄の質も昔の物の方がいいとのことです。この道具は面白い形をしてます
が、すべての部分に意味があるそうです。私がこの意味を理解し、使いこなせる時が来るのか?精
進精進!
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