2011年6月30日木曜日

6月も終わりました。

今月もいろんな仕事がありました。アイアンフェンス・鉄骨解体・ステンレス製品製作・当社のアルミ

製品もなかなかの売り上げでした。またアルミ製品の新規取扱店のお客様が増えました。皆様あり

がとうございました。6月は当社の新会計年度の始まりの月であり、私の誕生日の月でもあります

(41になりました)。気持ちを新たにまたまた頑張っていきます。


今日行った材料屋さんで面白い物を見つけました。ステンレスの縞鋼板(縞ではないけど呼び方が

分からないので)です。通常の縞目のものとは違いマルポッチの模様です。はじめてみる材料があ

るとなんかワクワクします。今日は板物の日でした。朝から縞鋼板の溝フタの加工打ち合わせに始

まり、アルミゴンドラ部品用の板の加工、トラックの荷台に張るための縞鋼板の納品、来週加工す

る曲げ鋼板の加工準備など、板に始まり板に終わった1日でした。明日から7月、みなさん来月も

宜しくお願いします!



この前フェリーに乗ったときの写真です。なんと一番で入れました(たいしたこと無いか...)。しか

しフェリーの扉が開く仕組みを間近で見れて面白かったですよ。

2011年6月29日水曜日

ステンレス洗浄カゴ 再び

前回製作したステンレス洗浄カゴの使用評価が良かったらしく、再受注を頂き本日製作が終わりま

した。


SUS304のアングル3×30×30と平鋼3×30でフレームを組み、フレームの外側に2mmのクリッ

プメッシュ(升目10×10)を溶接で取付けました。


拡大するとこんな感じです。この洗浄カゴはW1400×D400×H150です。溶接ヶ所は数量にして

約1200ヶ所、小さな溶接を延々と続けるので疲れましたが、今回2回目なので前回よりはスピード

が上がり、思っていた時間よりも早く終わらせることができました。ほとんど点付け(溶接が)です

が、1200ヶ所も10mmピッチで溶接すると、ヒズミも結構出るかなと思ったのですが、組立方にい

ろいろと工夫した結果、ほぼヒズミ取もしなくてすむ仕上がりになりました。自分でも「やるじゃん」っ

てちょこっとだけ思いました。どんどんいろんな仕事をこなし、レベルの高い物を造っていきたいも

のです。

昨日居酒屋で大将と料理の話になり、池波正太郎の本によく出てくる、アサリの剥き身と大根の千

六本の小鍋の話をしたところ、「それおいしそー!」と早速作り始めました。その時自分の仕事に対

する向上心があるからこそ、すぐに行動に移せるんだなと思いました。こんな姿勢は見習わなくて

はなりませんね。実際できた料理は美味しく、カウンターにいるお客さんで分けていただきました。


ちなみに昨日は一人酒でした。

2011年6月27日月曜日

アイアンフェンスリターンズ

昨日終わったと思ったアイアンフェンス、よく見ると部品のつけ忘れ。朝から「ノー!!」ってムンク

の叫びみたいな顔になってしまいました。


真ん中についている装飾の存在自体が頭から抜けてしまっていました。角鋼を1本1本取り外し、

装飾を差込んでもう一回溶接。なんとか午前中で完成。たまにはこんなミスも...。


昨日からいろんな物を頂きました。


看板の製作依頼をして頂いたお店【鳥扇】のかたから。焼酎!


これは自家製きゅうりキムチ!よく行く居酒屋【てんやわんや】さんから。

なんというベストな組み合わせ!今夜も飲めってこと?

2011年6月26日日曜日

アイアンフェンスその7

アイアンフェンスの製作も今日でほぼ終わりました。


このフェンスは門扉の左右に設置します。関東の加工屋さんが門扉も同じデザインで製作している

そうです。このフェンスは外部に設置する物なので、この後メッキ加工をして焼付けの塗装をしたら

完成です。明日あと少し加工がありますが、アイアンフェンス関連の製作物は終わり、後は霧島へ

現場取付に行くのみとなりました。今週の土曜からが取り付け予定です。

今日は早めに帰り、久しぶりに家族でゆっくり食事をします。

2011年6月25日土曜日

アイアンフェンスその6

今日から別注でいただいた、外部フェンスの製作に入りました。


角鋼の12×12mm(叩いている物)に剣先を溶接したものです。何か大昔の外国で戦争に使って

いた矢みたいです。


面白い材料です。このフェンスに使われている材料は、イタリアからの輸入品だそうです。実際に日

本の鋼材の規格に角鋼の場合、12×12mmはありません(もしかしたら磨きはあるかも)。明日中

にH1000×W2500のフェンスを2枚組み立てます。

磨きという言葉が分からない方のために。鉄を造る工程で、溶けた鉄が固まると不純物が表面に

出てきます。これを黒皮といい、この黒皮をきれいに取ったものを磨きと呼びます。黒皮がないとす

ぐに錆が出てくるので、磨きには油がべっとり付けてあり、軍手や皮手は加工しているとすぐにべた

べたになります(しかも滑りやすい)。しかし磨きは通常の鋼材に比べてサイズがいろいろあり、ま

た寸法も精度の高い物なので、造る物によっては必要な鋼材です。

とうとう日中30℃オーバーの季節に入りました。CMで「日本の夏、キンチョーの夏」ってのがありま

したが、私には「溶接の夏、地獄の夏」です。鉄工業だけじゃないでしょうが、みなさん水分補給をき

ちんとし、熱中症にならないよう心がけましょう。それと、夕方飲む生ビールが美味しくなるよう、3時

の休憩から水分を断つとか、馬鹿なことを考えないように。

2011年6月23日木曜日

倉庫改装工事

今日の現場です。


手前の整地しているところを先日解体し、つながっていた奥の倉庫に壁を(スレート)取付けるため

の胴縁(C型鋼)を取付けに行きました。あと開口工事が少し残っていますが、明日の午前中には

終わります。今日は同業者の職人さんに来ていただきました。まだ20代後半の若い方ですが、惜

しみなく働いてくれていつも助かっています。その会社からもステンレス加工などの仕事を頂いたり

と、お互い持ちつ持たれつのいい関係です。いろんなつながりを大事にしていき、幅の広い仕事を

していきたいものです。

今日はものすごく暑かったです。間違いなく生ビールが美味しいことでしょう!うふふ。

アイアンフェンスその5

アイアンフェンスもその5になってしまいました。今回で終わるはずでしたが、その6までなります(思

ったより捌けなかった)。今日は一番の難関の場所を製作しました。このラセン部は、Rが295mm

しかないのに、90゜で高さが640mmも上がります。実際かなり難しかったです。とりあえず写真を



奥に見えている部分が階段のラセン部です。この笠木はFBの50×13.5で、上側が丸くなった形

(横から見たUFOみたいな形)をしています。


これが階段フェンスの始まりの部分です。ここから2階の吹き抜けをぐるっと囲み、最後の壁までの

手摺フェンスを造りました。7分割で全長約16mです。材料は支給材で、イタリアから輸入した物ら

しいです。少し手直しはありますが何とか終わらせました。

2011年6月21日火曜日

アイアンフェンスその4

その4ですが、まだやっと架台を設置したところです。


架台は取り付ける時の原寸で設置しました(この架台設置に3時間)。この部分が螺旋状になって

いて、今回のアイアンフェンス製作で一番の難関です。あすバーナーで笠木部分を焼いて、この架

台に合わせてて曲げていきます。この部分を仕上げたあと壁付けの手摺を製作したら、とりあえず

は室内分フェンスと手摺が終了です。


今日は梅雨時期の貴重な晴れ日でした(すこーし雨は降っていたけど)。久しぶりにお日様を見て、

気持ちもちょっとだけカラッとしました。梅雨といえば、池波正太郎の書いたもので【梅雨の湯豆腐】

という短編がありました。話は江戸時代の仕掛け人(殺し屋)の話ですが、話のなかで梅雨の肌寒

い夜に仕掛けを終えて家に帰り、火鉢に土鍋をのせ豆腐を煮て静かに酒を呑んでいるシーンがあ

り、本の中でその描写がすごく印象的でした。池波正太郎の本は【剣客商売】・【仕掛け人 藤枝梅

安】など一時期はまって読んでいましたが、物語の面白さ以上に、時代背景にあった食と酒の場面

の書き方が絶妙で、その当時は「江戸時代に行きたい!」と思っていました。しかしよく考えると冷

えた生ビールは絶対に無いのでやっぱり現代がいいです。

2011年6月20日月曜日

アイアンフェンス材料

別のアイアンフェンスの材料が入りました。面白い形なので写真をアップ!


フェンスの上に取付ける鏃(ヤジリ)のような装飾金物です。自分の知らないいろんな材料があります。このアイアンフェンスも面白い形なので、組み立て始めたらまた写真を載せます。

楽しそうな漫画を貸してもらいました。


【とろける鉄工所】、まー鉄工所つながりなので貸してくれたのでしょうが、いきなり1ページ目でふきだしてしまいました。「プラットホームや立体駐車場など、鉄に囲まれたような場所でキョロキョロしたり、じーっと鉄柱を見たりしてる人がいたら、それは溶接工かもしれない!!

おれジャン!!

すいません、ホント鉄の構造物をみると、興味深い目で(もしかしたら危ない目で)観察しています。この漫画ちょっと楽しみです。

2011年6月18日土曜日

大きな鉄板

先ずはこの画像


画像も大きくしましたが、この鋼板のサイズは2065mm×5020mmもあります。厚みは4.5mm

で重量は366㎏になります。何に使用するかといえば、10トンのダンプの荷台にこの鋼板を溶接

で貼り付けますが、車を見ると荷台はもうべこべこになっていて(だから張るのでしょうが)、見ただ

けで時間がかかりそうな仕事です。いつものことなのでまあ何とかなるでしょう。地元の土木会社さ

まからの加工依頼品で、来週に取り付け予定です。


アイアンフェンス階段部分の仮組み状態です。明日の午前中に残りの仮組みと、本溶接をしてこの

部分は仕上がります。

今夜は浮羽高校時代(現浮羽究真館)の同級の集まりです。年2回おこなっており今回が3回目に

なります。毎回久しぶりに会う人がいて、もう名前すら忘れてしまっている人もいます(多分向こうも

そうでしょうが)。楽しみな飲み会ですが、明日も仕事なので飲みすぎないように飲みます。?。

2011年6月17日金曜日

アイアンフェンス製作その3

やっと今日で2階フロア分のフェンス製作が終わりました。


なかなかスムーズに製作できてませんが、何とか3分の1ほどが終わりました。明日からは、階段部分を製作です。螺旋が一部入っているので難しい仕事になりますが、気を引き締めて製作にかかります。


今日はその他に、先日お問い合わせをいただいた徳島のお客様に、クレーンバケット(アルミゴンドラ)と、ヤフオクで落札していただいた鉄馬(長期在庫の物)を、東京の方に出荷しました。


ホームページを通じて当社の製品を購入し、使っていただけるお客様が出てきています。ありがたいことです。また見積り・製作依頼も少しずつ溜まり始めたので、しばらくは残業・休日出勤で頑張っていきます。

2011年6月16日木曜日

男子ごはん!しました。

今日も1日アイアンフェンスの組立でした。何とかぎりぎり予定どうりです。明日から難所の組立な
ので頑張らないと。


昨日は山ん会【笑楽星】の集まりで飲みに行きました。10時ごろ帰り台所にあったジャガイモを見
たら無性にジャガイモの味噌汁が飲みたくなりました。


両親が作った物です。天気のいい日は(梅雨だけど)仕事より畑仕事を頑張っています。


美味しかったです。たまにこんな感じの男子ごはんしてます。

2011年6月15日水曜日

ガードレール支柱切断

今日は1日現場でガードレールの支柱ガス切断と、切断後の研磨で一日が終わりました。10時ま

では切断作業で、残りは6時までガス切断後に残った溶接痕をディスクグラインダー(大きいやつ)

で研磨する作業でした(2人で行き1人がガス切断係・私が研磨係)。もう腕がパンパンでキーボー

ドを打つのも疲れます。今日はこんなところです。うれしいことが!仕事中に昨日のこのブログを見

てくれていた、青年部の後輩からコーヒーの差し入れを頂きました。どうもありがとうございました!


地元ネタです。


浮羽の若い居酒屋さんたちで作っている【辰巳会】彼らがうきはのお祭り限定で出している。馬肉の

メンチカツを使った【浮羽バーガー】これ結構いけます。浮羽のお祭りに来たときは食べてみたら!

2011年6月14日火曜日

アイアンフェンス製作その2

今日から本格的に、アイアンフェンスの溶接組立を始めました。


やっと4m組立ましたが、まだ5分の1ほどこれからが本番です。アイアンの装飾金物ってかっこい

いと思いませんか?



完成が楽しみです。明日は組立を中断して、現場へガードレールの支柱切断に行きます。


昨日ちょっとうれしい飲み会に参加させてもらいました。今年の4月まで在籍していた、うきは市商

工会青年部の広報部会(前年度)の打ち上げです。久留米市の焼肉店【大昌園】に行きました。


青年部を卒業すると、部員のみんなに会う機会がほとんどなくなります。まだ卒業して2ヶ月です

が、久しぶりに会って楽しいひと時を過ごせました。ありがとうございました。


今から青年部のみんなは夏のイベントに向けて、どんどん忙しくなっていくことと思いますが、頑張っ

て成功させてください。

2011年6月13日月曜日

アイアンフェンス製作その1

アイアンフェンスの製作を始めました。まずは製作のための架台を設置します。H鋼を2本並べてレ

ベルや直角を出し台を作ります。ここが狂えばフェンスのたちが狂い、現場で分割した物をつなぐ

と、先に行くにつれおかしくなっていきます。またH鋼は規格品ですが、たとえば200×100のサイ

ズだったとしたら、200の幅の片側は198で片側は200とジャストサイズではないため、矢(先端

を尖らせた棒)を差し込んで高さの調整をします。架台作りは結構慎重にするのです。


今日は発注者の担当者と詳細打ち合わせ・架台作り、などで一日が終わりました。明日からは本

格的に溶接で組み立てて行きます。


昨日久しぶりに、佐賀県白石町の【 秀ちゃんラーメン 】に行って来ました(嫁と子供と)。ここは私の

中で、ここ5・6年ほど不動の1位のラーメン店で、もとあった佐賀市内の時からの大好きなお店で

す。笑顔のすてきな大将が作るラーメンは、とんこつのアッサリめのラーメンですが、これ不思議な

事に食べ進んでいくと、しっかりした味に変わっていきます。1時間半と行くのに時間はかかります

が、年に2回ほど行くときは、楽しみにして行ってます。昨日は初めてお持ち帰りのラーメンを買っ

て帰りました。これもその内食べますが楽しみです。お腹がすいてきた!

2011年6月11日土曜日

鉄の蝸牛

とうとう今回のブログで100回目になりました。1月にホームページ&ブログを開設して6ヶ月が経

ち、その間に仕事で製作や加工したいろんな物や、仕事や技術に対する自分の気持ち、またプラ

イベートのいろいろな事(お酒関係が多いけど)を中心に、このブログに書き込んでいきました。もし

かしたらそれ程でもない仕事内容、稚拙な文章やくだらないネタで失笑をかったりしたのかもしれ

ませんが、少しはこの須山鉄工という会社と、わたくし須山雄一という人間を知ってもらうきっかけ

になっていると思っています。ブログにはカウンターなどを付けてないので、どれくらい見てもらって

いるかは分かりませんが、たまに「見てるよ」って言われるとやっぱり嬉しくなります。そして自分が

ブログを始めてからは、いろんな人のブログもよく読ませてもらうようになりました。他の業種の仕

事のことや、趣味のことなんかを読んでると、改めてその人のことを知れたり、自分の仕事に対して

もいい刺激になります。このブログが続いているのは、仕事を頂いた多くのお客様や、仕事や遊び

(お酒?)やプライベートなことでつながってきた人たち、またここを訪れて楽しんで(多分)くれてる

人たちのおかげです。鉄の蝸牛とこのブログを名づけたのは、カタツムリのようにゆっくりでも確実

に進んで行き、振り返ればいろんな事がちゃんと積み重なっていてほしいという願いからです((鉄

はそのまんま)。、これからも楽しんで続けていきますので、またどうぞ宜しくお願いいたします!


2011年6月9日木曜日

姫治

今日はアイアンフェンスの施工図を書く傍ら、姫治小学校から水道設備のステンレスケースの修理

依頼を受け確認にいきました。その後近くにある私たちの農場へ寄ってみました。


私は10人ほどの仲間たちと、山ん会【笑楽星】という団体を作っています。その仲間たちで先月田

植えをしました。まさか自分が農業の真似事をするとは思ってもみませんでしたが、この農業活動

も今年で2年目になります。田んぼのほかに畑もあります。

里芋


トマト

その他、きゅうり・ピーマン・茄子・西瓜・ブロッコリー・シシトウなどを育てています。しかしこの農場

まで車で20分ほどかかり(浮羽のほんとに山の中です)、なかなかしょっちゅう行けませんが、今日

ここに寄ってみて、ちゃんと稲も野菜も育っているのに少し感動しました。これは山にいる仲間が手

入れをしてくれているからと思います。ありがたいことです。秋には植えているもち米で餅つきイベン

トをする予定なので、多くのみなさんに遊びに来てもらいたいです。

2011年6月8日水曜日

門扉製作

門扉の製作で一日が終わりました。今回製作した門扉は、久留米市にあるデザイン会社さまから

の依頼品です。


こんな形に製作しました。門扉の上のほうが


このようにアーチ形状になっています。この門扉は丸パイプの42.7mmを使用しての製作です。

丸パイプで製作するとコーナーや突合せの部分が難しくなります。コーナーは45度切で直角を出

し、突合せの部分は、1方は切断面が直線で、もう1方は円形状になっているため、直線の切断面

を円形状に加工する必要があります。この機械を使います


パイプえぐり機です。パイプをバイスに挟み込んで、切断面を回転している刃でえぐります。そうする

と、きれいにパイプの径に合ったえぐりの加工が出来ます。なかなかいろんな事に役立つ万能な機

械です。しかしこのえぐり機の刃、一本5万円ほどするもので、パイプのサイズを揃えるだけでも結

構な金額になりました。加工依頼のとき、持ってない刃のサイズだったりすると、また5万円が飛ん

でいく~...。って複雑な気持ちになります。が、やっぱり道具は必要ですので、頑張って揃えてい

ます。どんどん丸パイプの手摺や、加工の仕事をお願いします!今回の門扉は、フレームだけの

製作でした。このフレームに装飾をつけて完成となるそうです。夕方の6時に久留米まで納品に行

き、何とか今日中に納めることができました。明日からはまた、このデザイン会社さまからの製作依

頼品のアイアンフェンスを造ります。


1トントラックいっぱいに、アイアンフェンスの材料を積んで帰ってきました。面白い材料を使い製作

していきますので、またブログで製作報告をします。

2011年6月7日火曜日

ホームページ効果?

ホームページ&ブログを開設して半年が経ちました。いろいろ自分なりに当社の情報を、何かの形

で伝えたいと思い、このサイトを開いたのです。今日は当社の商品、クレーンバケット(アルミ製ゴン

ドラ)の問い合わせがありました。最近ちょくちょくこのような問い合わせが来るようになり、少しずつ

ホームページ効果が出てきているのかなと思ってます。いろんな方に当社の商品や仕事内容など

を知ってもらい、少しでもお客様の仕事や生活の中で、プラスになる何かを造るきっかけが、このホ

ームページで出来ればいいです。どんどん情報を発信していきますので、宜しくお願いします。


今日の午前中は町内の現場で、鉄骨の倉庫の解体工事をして、午後からは予定に入れていた、ア

ルミ金型の溶接加工の仕事をしました。


近くにある樹脂やウレタンを加工している工場からの依頼です。この金型は自動車のシート部分の

部品を造るときの金型です。500×1500ほどの大きな物で、この金型についているアルミ製プレ

ートの溶接と補強溶接をしました。


3mmのプレート2枚に鉄のプレートを挟んだものを溶接します。取付ける金型は厚さが20センチ

ほどあり、その上に薄いプレートを溶接するのは、結構難しい溶接加工です。大きな材料に入熱す

るには、かなり高い電流が必要になります。しかし高い電流で溶接すると、薄物のプレートが溶け

落ちてしまうので、そのあたりの調整とアルミ溶接時のコツが必要となります。この加工は1時間ほ

どで終わり、その後は門扉の製作に入りました。


マルパイプで組み立てる、W2000×H3300の門扉2枚です。明日夕方の納品予定なので、明日

は1日かかりっきりで製作です。しかし今日1日いろんな仕事をしました。切り替えが大変です。

2011年6月6日月曜日

アルミ三脚

当社は鉄骨建築物・鋼構造物・ステンレス製品などの仕事のほかに、アルミ三脚の製造もしていま

す。メーカーとして25年の販売実績があり、今までに3万本ほど製作しています。とはいっても現在

は1ヶ月の出荷が15本~20本ほどです。出荷数が減ったのは、ほとんど使用するお客様に行き

渡っているのと(一度買ったらそんなに壊れません)、中国製の低価格品がかなり出回っていること

などだと思います。


でもまだまだ当社のアルミ三脚を愛用していただいているお客様は沢山いますので、需要がある限

りは造り続けていきます。


愛媛に家族で旅行に行ってきました。



佐賀関からフェリーでいざ四国へ。って大げさですが家から高速とフェリーを使い、3時間半ほどで

愛媛の三崎港(佐多岬の先の方)まで行きます。意外と四国って近いです。


着いたらお昼、漁港にあるジャコ(シラス)の加工所の中にあった食堂で、ジャコの釜揚げ・かき揚・

かに付き丼を食べました。こんなにふんわりしたジャコは初めてでした、旨かったです。



愛媛県大洲市にある日本で一番古い鉄製の開閉橋、昭和10年に造られたそうです。個人的に鉄

橋は大好きです。


松山では路面電車で市内観光。楽しい2日間でした。気持ちもリフレッシュしたことだし、また仕事

頑張ります。

2011年6月3日金曜日

ステンレストレイ製作

またまたステンレス製品の製作仕事です。今日製作したのは、ステンレス・アルミ材の販売業者さ

まからの依頼品で、食品会社で使うステンレス製のトレイです。


10mmと5mmの丸棒を使い組み立てていきます。ステンレスは歪みやすいので、写真のようにク

ランプで締め付けたり、木を切ってスパンが狂わないようにしたりしながら、溶接していきます。


10mmの丸棒でフレームをつくり、その上に5mmの丸棒を25mmピッチで溶接していきます。1

台に25本使いフレームが5ヶ所、8台の製作なので1000ヶ所を溶接しました。


3時から組立はじめ、休憩もしたけど10時までかかりました。疲れた~!後は取っ手を溶接して、

コーナーのエッジをグラインダーで仕上げ、酸洗いをすれば仕上がりです。何とか来週月曜の納期

には間に合いそうです。

明日から家族で旅行です。大分からフェリーで四国へ渡り、愛媛に宿泊する予定です。宿はとって

ないけど、ま~行き当たりばったりでのんびりと2日間楽しんできます。

2011年6月2日木曜日

薄物溶接

今日は近くにある工作機械部品メーカーさまから依頼をされた、機械カバーの修理をしました。


クランプで締め付けている部分の端が、磨耗で磨り減っているので、その部分を切り取り、新しい

鋼板を溶接で取付けます。板厚は2mmで長さ1m分を溶接します。クランプの下には60角ほどの

角パイプを敷き一緒に締めこんでいます。そうすると板と板を付き合わせたとき、段がつかず、また

溶接の熱で歪むのを抑えてくれます。特に薄物溶接は熱が入りやすく歪みやすいので、溶接方法

にもちょっとしたコツがあります。またこのような溶接をする場合、TIG溶接のパルス機能を使うこと

によって、母材への熱の入りを極力抑えられます。TIGパルス溶接とは、電流の変化でアークの強

弱をつくり(ちょっと違うけど溶かす冷やすを繰り返す)、溶接電流の平均値を下げつつも、強い溶

け込みを作ってくれます。


仕上がりの写真ですが、分かりにくいけどあまり歪みもなく仕上がりました。このような仕事は、溶

接機の設定などをいろいろ試しながら作業をしていくので、機械を使いこなしていくいい勉強にもな

ります。今の溶接機はコンピューターと一緒で、細かい設定が幅広くでき、使いこなせば高品質の

溶接加工ができます。どんどんこんな仕事をしながら腕をあげていきたいものです。


焼酎とさつま揚げを、お土産で頂きました。



どこの言わなくても。鹿児島!って組み合わせのお土産です。しかし焼酎はそば、へっ?イモじゃな

いの?って思いましたが、飲んでみると軽い甘みのすっきりした焼酎でした。さつま揚げも軽く炙っ

て生姜じょうゆで食べました。さつま揚げの甘みと生姜じょうゆがベストマッチで、焼酎がぐいぐい入

っていきます。まーまた飲みネタでした。