2020年5月21日木曜日

鋳物と鉄の溶接

ようやくコロナが落ち着き始めたかな??
やはり4月は自粛関係で?売上落としました...( ̄▽ ̄;)


まあ5月に入るとボチボチ受注が出てきたので何とかなっていますが(^^;)
いろいろ知恵は出してますが、出来ることを淡々とやるのみです!!


私達鉄工所にとって、ほとんどの事業所で苦手な溶接の分野に入るのが鋳物

詳しく書くと科学的な文章で、自分でもいったん整理しないと書けませんが、超簡単に言うと鋳物の特徴は熱による伸び縮みがないの一言です。
普通の鉄同士だったら(ステンやアルミも)母材自体が伸び縮みするので溶接した部分の熱でもちゃんとくっ付きますが、鋳物は熱しても膨張も収縮も無いので普通の溶接棒を使うとその部分だけが冷めたら縮み割れが発生するのです。

なので溶接による膨張も収縮もない溶接棒を使います。

棒を変えればいいじゃん!!
って思うかもしれませんがそこがポイントなんです。

普通のアーク溶接棒にも鋳物用がありますが(使ったことありません笑)、ひと箱結構なお値段で、ましてそんなに鋳物溶接のお仕事はありません。
ガスでの鋳物溶接はかなりの高度技術で、全国にもそんなに居ないんじゃないかな??
私の父はしてましたが、私は何度かやっただけで自信ありません。

そしてTIG溶接
この溶接機械を使うと比較的簡単に鋳物溶接ができます。




製材所で使っている鋳物製品に鉄のPLを溶接しました。
いつもならSUS309の棒を使うのですが(SUSは粘りがあるので、鋳物にも場合によっては使えます)、今回はこの棒を購入




ツイッターのフォロワーさんが使用してて、かなり使いやすいとの事でした。
しかしお値段が高い...1キロ13,000円(税別)!!
松坂牛かっ!!って突っ込みたくなるお値段です(食べたこと無いけど)。

結果=従業員さん曰く「違和感ナシでつかえます」と。
心配してた割れもなし。
これ...使えますよ!!(^^)

鉄工所さんでTIG持っている方は是非チャレンジしてみて下さい♪

アッ、チャレンジしなくてうちに依頼していただいてもいいのですが(笑)

鋳物溶接でお困りの方いましたらご連絡下さいね(^^)





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